社会派リアリズム文学・ナショナリズム・・・その2
ロースンは「奥地の燕屋」などを含む短織轍多く詩集を残し、国民的作家としての地位を確立しています。
両者は奥地における開拓者の自然との闘いや、孤立し雛活をリアリズムの手法で克明に描いている点において、またプッシュ・ハフッドの伝統を築いた点においては共通しています。
この時代にオーストラリア文学における社会派リアリズムの伝繍・確立したといえるでしょう。
このほかにもジョセーフ・ファーフィーやバーバラ・ベイントンが開拓者たちの闘うべき、あるいは闘い味従属を強いられた苛酷娘然を描いていますが、オーストラリアの理想と現実のギャップを敏感に感じとり、そのなかで生きていく燗の勇気槽良さを描くと同時に滋しい自然環境が燗の精神に及ぼす影響なども描き出しています。
未来に対する絶望を暗示するものとして・オーストラリアの自然をリアリスティックに描いたこれらの作品とは対照的に、オーストラリアの自然を未知なる可能性を秘め噺天地として楽観的に、そして形而上学的に捉えたのが、ヘンリー・キングズリーです。
この時代の自然に対する対照的な視点は、後に述べるオーストラリア文学の2つの伝統、「急進派ナショナリズム」と「ユニバーサリズム(普遍主義)」に継承されることになります。